【実体験談】2020年のi-smartⅡでも十分快適!最新仕様との違いを5年住んだ感想で比較

結論から言います:価格で悩んでいるなら、最新仕様じゃなくても全然大丈夫です!
2020年にi-smartⅡ(平屋・35坪)で家を建てて5年住んでいる私が、最新の2025年仕様と比較して本音でレビューします。「良いもの→もっと良いもの」を追い求めなくても、十分に快適な住環境は手に入ります。実際の電気代データや住み心地も全て公開しますので、ぜひ参考にしてください。
1. 2020年頃の一条工務店(i-smartⅡ世代)はこんな感じでした

まず、私が建てた2020年頃の一条工務店がどのような仕様だったかを詳しくお話しします。当時は今ほど選択肢が多くなく、むしろシンプルで分かりやすい商品展開でした。
当時の主力商品ラインナップ
- i-smart(アイ・スマート) – 絶対的な主力商品で販売棟数No.1
- i-cube(アイ・キューブ) – 四角いフォルムのシンプルデザイン
- グラン・セゾン – 木質感重視の上位モデル
- グラン・スマート – 最上位モデル(まだ発売直後)
当時は「家は、性能。」のキャッチフレーズのもと、住宅性能を何よりも重視したメーカーとして知られていました。
2020年i-smartⅡの具体的な性能数値
性能項目 数値 業界での位置づけ Q値(熱損失係数) 0.51W/㎡・K(ブログ界隈) 業界トップクラス C値(気密性能) 0.59cm²/m²(前後) 全棟測定で実測値 UA値(外皮平均熱貫流率) 0.28W/㎡・K(前後地域差あり) 断熱等級6相当
使用されている主要部材
- 断熱材: 高性能ウレタンフォーム(外内ダブル断熱)
- 窓: 樹脂サッシ+アルゴンガス入りトリプルガラス
- 工法: 2×6工法(ツーバイシックス)
- 換気: 熱交換換気システム「ロスガード90」
当時でもこれらの数値は業界でダントツのトップクラスでした。他の大手ハウスメーカーがやっと気密測定の重要性に気づき始める中、一条工務店は既に全棟で気密測定を実施していたんです。
2020年当時の標準仕様の充実度
当時から標準だった高性能設備
- 全館床暖房 – 家中どこでも足元から暖かい
- ロスガード90 – 熱交換効率90%の換気システム
- 太陽光発電 – 他社より安価で導入可能
- 高品質なキッチン・風呂 – オリジナル仕様で高機能
- 無垢材フローリング – 実際の無垢材を使用
2. 2025年の一条工務店はここまで進化しました
5年経って、一条工務店は確実に進化しています。でも、これが全て必要かというと…正直なところ微妙です。性能の向上は素晴らしいのですが、体感できる差と価格差を考えると複雑な気持ちになります。
最大の進化ポイント:「断熱王」オプションの登場
断熱王で実現できること
- 断熱等級7 – 現在の最高等級を標準的に実現
- 超断熱玄関ドア「DANNJU」 – 9cm断熱材+4層ガラス
- スマートロック機能 – スマホで施錠・開錠可能
- お風呂の土間断熱強化 – より隙間のない断熱施工
追加費用:総額で 50〜100万円近く差が出ることもある
その他の主要な進化ポイント
- 窓性能の向上: U値0.8という世界トップクラスの性能を実現
- 新空調システム: 「うるケア」(除湿・加湿)、「さらぽか」(さらりとした床暖房)
- 健康配慮: 「花粉ジェット」システムで花粉対策
- 電力システム: 「電力大革命」で太陽光発電がさらに進化
- 商品展開: HUGmeなど価格帯を広げた商品も登場
価格の変化と商品ラインナップ
| 項目 | 2020年頃 | 2025年現在 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 坪単価目安 | 65〜85万円 | 79〜105万円 | +14〜20万円 |
| 断熱等級 | 等級6相当 | 等級7対応 | 性能向上 |
| 主力商品 | i-smart | グラン・スマート | 上位シフト |
| 商品展開 | 4〜5商品 | 7〜8商品 | 選択肢拡大 |
3. 実際に2020年のi-smartⅡに5年住んでみた正直な感想
リアルな住み心地レポート(35坪・5人家族・平屋)
結論:寒くもなく、暑くもなく、全く不満がありません!
冬の住み心地(12月〜2月)
- 全館床暖房の威力は想像以上 – 朝起きても全く寒くない(日中半袖短パンでもOK)
- 温度差がほぼゼロ – 廊下、洗面所、トイレまで暖かい(風呂上りに全裸で徘徊OK)
- 乾燥しない – エアコン暖房と違って空気がカラカラにならない(喉が痛くならない)
- 結露は5年間で一度もなし – 窓の結露すら見たことがない(5人で寝る寝室は稀に)
- 足元が常に暖かい – スリッパいらずで快適
夏の住み心地(6月〜9月)
- エアコン1台で家全体が涼しい – 28℃設定でも十分
- 我が家は平屋ですが、他のブロガーさんの記事でも「2階建てでも2階と1階の温度差がほぼない」と紹介されています
- 夜も快適 – 寝苦しい夜がほとんどない
- 外気温35℃でも室内は快適 – 断熱性能の高さを実感
- 湿度コントロールも優秀 – ジメジメしない
実際の光熱費データ(オール電化・太陽光あり)
時期 電気代 主な用途 冬場(1月) 約18,000円 全館床暖房込み 夏場(8月) 約12,000円 全館冷房込み 年間平均 約15,000円/月 全ての電気代込み ※太陽光発電による売電収入で、実質負担はさらに少なくなっています
5年住んで感じた一条工務店の真価
- メンテナンスがほとんど不要 – 外壁の汚れもつきにくい(今も綺麗)
- 家族の健康状態が良好 – 風邪をひく頻度が明らかに減った
- 光熱費の予測がしやすい – 毎月ほぼ同じような金額
- 来客からの高評価 – 「暖かいね」「涼しいね」と毎回言われる(長時間居座るw)
4. 2020年と2025年の詳細比較:本当に差があるのか?
| 比較項目 | 2020年 i-smartⅡ | 2025年 最新仕様 | 体感できる差 |
|---|---|---|---|
| 断熱性能 | UA値 0.28 (等級6相当) | 断熱王で等級7 (UA値 0.20台前半) | ほぼ体感不可 |
| 気密性能 | C値 0.59 | C値 0.5前後 | 体感不可 |
| 窓性能 | トリプルガラス U値 約1.0 | 改良トリプルガラス U値 0.8 | 微差 |
| 玄関ドア | 高断熱ドア | DANNJU (超断熱+スマートロック) | 便利さは向上 |
| 空調システム | 全館床暖房 ロスガード90 | +うるケア +さらぽか | 快適性向上 |
| 価格 | 65〜85万円/坪 | 79〜105万円/坪 | 明確に高い |
重要な発見:
性能面での向上は確実にありますが、実際の住み心地で体感できる差は想像以上に小さいです。特に断熱・気密性能については、2020年の時点で既に「必要十分」を大きく超えるレベルに達していました。
5. 価格で悩んでいる人へ:実体験者からのリアルなアドバイス
「最新仕様じゃなくても十分すぎる」が私の結論です
正直に言います。2020年のi-smartⅡでも、もう十分すぎるほど快適で、毎日感謝しながら生活しています。
なぜそう断言できるのか?5つの理由
- 体感できる差がほとんどない 断熱等級6と7の差は、普通の生活では気づけないレベルです。数値的な向上と体感は別物だと実感しています。
- 2020年時点で既に他社を大きく上回っている 当時のi-smartⅡでも、2025年現在の他社標準仕様より高性能なことが多いです。
- コストパフォーマンスが抜群 坪単価15〜20万円の差は、35坪なら525〜700万円。この金額に見合う体感差があるかは疑問です。
- 必要十分な性能は既に達成済み Q値0.51、C値0.59という数値は、もう十分すぎるほどの高性能。これ以上は「オーバースペック」の領域です。
- 5年間一度も不満を感じていない これが最も説得力のある事実。毎日快適に過ごせているのに、さらに高性能が必要でしょうか?
「良いものからさらに良いもの」を追求しなくていい3つの理由
- 住宅ローンの負担を軽く – 無理のない返済で心の余裕を保つ
- 他のことにお金を使える – 家具、旅行、子供の教育費など
- 一条工務店なら過去仕様でも高性能 – 他社最新仕様と比べても優秀
予算別・具体的な提案
🏠 予算に余裕がある場合(坪単価100万円以上OK)
→ 迷わず最新仕様(グラン・スマート+断熱王)をどうぞ!後悔することはありません。
🏠 標準的な予算の場合(坪単価80〜90万円)
→ i-smartやアイ・スマイルが最適解。十分すぎる性能で快適に過ごせます。
🏠 予算を抑えたい場合(坪単価70万円台)
→ HUGmeや型落ちi-smartでも全然OK!一条工務店ならどれを選んでも高性能です。
重要なポイント: どの予算帯を選んでも、一条工務店なら他社の上位グレードと同等以上の性能が手に入ります。
6. 実体験者が語る「本当に大切なこと」
5年住んで分かった一条工務店の真の価値
一条工務店を選んだ時点で、もう住宅性能の心配は不要です。あとは予算と家族のライフスタイルに合わせて、無理のない選択をするだけです。
私が伝えたい最重要メッセージ
- 最新仕様は素晴らしいが、過去仕様でも十分すぎる快適さ
- 予算オーバーしてまで最高グレードを選ぶ必要はない
- 一条工務店なら、どのグレードでも他社より確実に高性能
- 家は住んでからが本番。無理のない予算で建てることが一番大切
実体験から断言:
価格で悩んでいる方、安心してください。2020年の仕様でも、毎日「一条工務店で建てて本当に良かった」と心から思いながら生活しています。性能差より、家族が笑顔で過ごせる予算設定の方がずっと重要です。
7. まとめ:後悔しない選択をするために
5年間実際に住んでみて確信していることは、一条工務店を選択した時点で、住宅性能については心配無用ということです。問題は「どのグレードを選ぶか」ではなく、「無理のない予算で建てられるか」です。
最後に、価格で悩んでいる全ての方へ
「i-smartでも十分すぎるほど快適です!」
これが5年住んだ私の偽らざる本音です。最新の断熱王も確かに素晴らしい技術ですが、体感できる差と価格差を冷静に比較してください。家族が笑顔で過ごせる範囲で、無理のない予算設定をしてください。一条工務店なら、どのグレードを選んでも、きっと「建てて良かった」と思える住まいになります。住宅ローンに追われる生活より、余裕を持って豊かに暮らせる方が、きっと幸せですよ。
実体験者として心から応援しています!







